だれかと一緒は相手を癒す、おひとりさまは自分を癒す
おひとりさまってかわいそう?
休日にひとりって可愛そう。それが3年前までくらいのイメージだったと思います。
「ぼっち飯」なんて言って、ひとりで店に入ることの「気恥ずかしさ」を濁していました。
休日にひとりって、可愛そうなんかじゃない! それをわざわざ言うのが、今の価値観かなと思います。
「おひとりさま旅」「ひとり焼き肉」なんて、チャレンジャーだし、スリルがあるし、フツーじゃないことをむしろ楽しめちゃう、より上の楽しみ方、という見せ方が増えたと感じます。
でもそれは、ひとりは可愛そうという前提があるからなりたっている文化。
私はどうも窮屈に感じます。休日でひとりで過ごしていると、私って可愛そうな人なのかなと寂しく感じます。
文化は社会の中で生まれるもので、社会はひとの繋がりだから、その中でひとりで過ごす人間がいるのは矛盾するんですけどね。
HSPという特徴
私は、ひとりの時間が何より好きです。
友達と飲んだり映画行ったり、好きな人にあったり、それは特別な時間だけど、
一番幸せな時間は?と聞かれたら、答えはひとりの時間。
それは私が生まれ持っている性質「HSP(Highly Sensitive Person)」が関係しています。
HSPは感情の網目が細かい人です。例えば部屋に入ったとき、いまさっきまで誰が怒っていたか、笑っていたか瞬時に感じ取ります。相手から「ありがとう」と言われたとき、それが心からの感謝やねぎらいなのか、余計なことしてくれたわねという見くびりなのか、含意する相手の気持ちが分かってしまいます。
そんな私が雑踏に入ると、たくさんの人間の感情とシンクロしてしまいます。
自分の神経が異常に高ぶるのが分かります。すると、目の前の大切な友達や先輩に配慮して気をつかうことが一切できず、自分にとっての興味の対象しか目に入らなくなってしまうのです。
私にとって一人の時間は、だれからもの感情から離れることです。
自分の感情だけを感じます。
例えば今週、誰かから傷つくことを言われて自分の感性が傷ついていると気づく。
じゃあ、春物の新しい服でも買って、自分の女性性を満たしてあげようかな。
そんな対話を心の中ですることができます。
ひとりで過ごすことって意外とたくさんの人が好き?
きっと、HSPじゃなくても、ひとりになることが癒やされるんだと感じる人は、
思ったよりたくさんいるのではないでしょうか。
休日にひとりで過ごす人の人数〇〇
どうやって自分を癒す?
癒やす方法はいろいろあります。
- 公園や自然の中をお散歩する
- ショッピングする
- 本を読む
今日ご紹介するのは、②です!
欲しいものは全部ネットで手に入る今の時代に、
— ゆきもと🍋ストーリーデザイン巡り歩き (@MichikoYukimoto) March 21, 2019
街中を歩いてめぐる。
陽が暖かくて風が気持ちいい。
ディスプレイというアートを楽しむ。
女性として、
一人の人間として、
感性が満たされる大切な時間。#休日 pic.twitter.com/OC7nNSaq9C
開拓①:店のディスプレイ
店のディスプレイはひとつのアートです。
雑誌で今月の着回し30日!なんてあったりしますけど、
店をぐるっと回って、私はどんな着合わせができるかなって考えます。
洋服そのものの魅力にはっとさせる展示。
統一感ある雰囲気で癒やしてくれる展示。
実際に買わなくても、展示を見ているだけでアートを楽しむことができるし、
お店を歩くとそのストーリーを味わうことができます。
開拓②:ランチ
食欲は人間の3大欲です。お手軽に満たせる、素敵!
ランチは食べログさんで!!笑
とってもカレーが食べたい気分だったので、★3.5以上で。
開拓③:化粧品
Cosme kitchen で買います。店員さんとどの色がいいか相談しながら買うのが大好きです。
店員さんと楽しくおしゃべりするコツは、
「私は今日ルージュとファンデを買いたいんです」
と、確かに買うことを始めに伝えること。
そうしたら店員さんは自分の営業特典になるはずだから、俄然やる気になります。
私をお客さんとして、
同じ女性として、
どうやったらよりキレイになれるか、
この人に合う色はなんだろうって、真剣に考えて提案してくれます。
私は、いろんなシチュエーションを相談します。
「パステルカラーの服着ることが多いです。合いますか?」
「会社で派手すぎないかな」
店員さんは、
「パステルカラーなら合いますよ!」「案外落ち着いた色ですよね」って一緒に考えてくれます。
極めつけの営業は、
「この色、不器用な私~の深キョンがつけてる色でした」
コスメショップの店員さんって、ドラマをそういう目で見ているんですね!
たしかにあの深キョンは可愛かった。乗せられて、おすすめされた色を買いました。
ひとりになる時間があるから、ひとに会ったとき与えられる
わたしにとってひとりになる時間は、
自分の
女性性を、
人間を、
感性を、
充電してあげる時間です。
私が目にしたアートや、新しく身に着ける洋服や化粧品が、
平日の仕事や人間関係でほころびて欠けてしまったパーツを埋めてくれます。
ひとりでいるときは役割を演じる必要がありません。
友達といるときは決して相手より出過ぎないように、
好きな人といるときは甘えてもらえるようになんでも受け入れるよ!という姿勢を見せたり、
会社の先輩に対しては興味がないことでもきちんと受け答えたり。
そうした役割は誰もがあたり前のようにこなしているのだと思います。
そんな役割からあえて離れる時間があるからこそ、
誰かといるときに私は求められる役割に応えようと頑張ることができます。
あなたが自分を癒すのは、どんな方法ですか?ぜひ知りたいです。
- お散歩 と、 ②読書 は別の記事でシェアしますね。